昔はあまり見かけなかったのですが、最近は、ブライダル産業の企画で、新郎新婦が来賓や両親に感謝のスピーチをするのが定石になっているようです。両親に手紙という形をとって、花束とともに感謝を捧げるのは、あるとわかっていても感動で涙が出てきます。  新郎が結婚式の披露宴でスピーチをする場合は、自分達の式のためにわざわざ足を運んでくださった皆様に感謝の意を伝え、これから2人で幸せになるよう努力を惜しまない・・・という主旨のことを話せばよいと思います。世帯主になるわけですから(例えうれし涙を流していても)男らしく、堂々と挨拶しましょう。大切な娘を嫁に出す新婦のご両親や親族を安心させ、信頼を得る為にも、しっかりとスピーチしなくてはなりません。  新婦の場合は、嫁ぐということは家を出て両親と別れることでもありますから、新郎より更に複雑な気持ちで、涙が止まらない方もいると思います。でも、お互いの両親がいて、今ここに結婚する2人がいるわけですから、例え上手に言えなくてもちゃんと感謝の言葉は伝えましょう。もちろん、結婚式に出席してくださった皆さんへの感謝の気持ちも伝えてください。  そして、若輩者の2人をこれからも御指導下さい、という謙虚な気持ちを言葉にするのも忘れてはいけません。 [幸せ太りにはレッグマジック!]
友人として1番に気をつけなくてはならないのは「暴露話」です。ちょっとした悪ふざけで、あるいは「もてた」ことを褒めるつもりで、新郎新婦の過去の異性の話をしてはいけません。その場は何事もなく過ぎたとしても、あとで夫婦喧嘩の原因になりかねません。下手をすると結婚式で離婚の原因を作ってしまいます。

 また、友人と一口に言っても、社会人になってからの友人や、学生時代からの長い付き合いの友人、幼馴染など様々だと思いますが、付き合いが長ければ長いほど、良いことだけでなく、いわゆる「若気のいたり」でやってしまった悪い事、あるいはヒンシュクを買うようなことを知っているはずです。おめでたい席なのですから、そういったことは、異性関係の話とともに、タブーとしてください。

 お祝いの言葉とともに、自分自身の紹介も含めて、新郎あるいは新婦とどういった付き合いなのか、いつ頃からの友人なのかを楽しいエピソードを交えてスピーチしましょう。
同期や先輩、後輩としてスピーチを頼まれた場合、あまりかしこまらずに臨むのがいい結果を生むようです。

 仕事上でのいい面や、心に残る出来事をスピーチにしましょう。ただ、失敗談は微笑ましいものにして下さい。笑えないような失敗談は新郎新婦の晴れの門出の幸せな時間を壊してしまいます。プライベートでも付き合いがあるのなら、他の人が知らない新郎や新婦の一面を紹介してあげるのもいいでしょう。ただし、いい面だけですよ。

 注意が必要なのは仕事の話をする時(職種にもよるでしょうが)、公の場では話してはいけないことがあることです。同僚のエピソードを話しているうちに、仕事上、あるいは社会通念上、話してはいけないことを話してしまっていた・・・となると、後々問題だし、結婚式の雰囲気も悪くなってしまうでしょう。あまり悪乗りせず、かといってかしこまらずにスピーチができるよう事前の練習とチェックが必要ですね。

社会人としてそれなりに成功し部下を持つようになると、上司として結婚式のスピーチを頼まれることがあると思います。その場合、注意しなければならないのは、説教っぽくならないようにするということです。晴れの門出で、力強く激励してあげたいでしょうが、それも度が過ぎるとお説教にしか聞こえない時があります。結婚式は新郎新婦にとって、楽しく幸せな時です。その雰囲気をこわしてしまうようなスピーチにならないよう気をつけましょう。

 人生の先輩として、2人に結婚生活を円滑に進めるためのアドバイスなどをしてあげましょう。また、普段会社でどのように過ごしているかは、結婚相手や親族のかたはわかりませんから、上司ならではの視点から、部下の良い面を紹介するようにしてあげると、喜ばれるでしょう。

 また、会社を代表して挨拶しているという意識があると、ついスピーチの中で会社に関すること(宣伝など)を言ってしまいますが、あくまで主役は新郎新婦であって会社は関係ありませんから、結婚式のスピーチは2人へのお祝いの言葉だけにしてください。

全く緊張しないというのはまず無理な話です。緊張しなくなるには場数を踏むのが1番いいのでしょうが、場慣れするほど結婚式のスピーチをしている人というのもあまりいないと思います。また、適度に緊張していた方が気持ちが引き締まっていいばあいもあります。

 でも、やはりできるだけ緊張はほぐしたいと思いますから、効果的だと思われる方法をいくつか挙げたいと思います。

 ・メモや原稿を用意する・・・原稿など読まず、まるでアドリブで読んでいるかのようなスピーチができたら格好いいですが、よほど場慣れしている人でないと無理です。メモや原稿を持たずにスピーチの壇上に上がり、頭が真っ白になってしまった・・・というよりは、例え読まずに済んだとしても、手や内ポケットにお守り代わりで忍ばせておいてもいいのではないでしょうか。

 ・主役の2人を強く意識する・・・披露宴会場の大勢の人を意識し、「たくさんの人の前に出る」と思うから緊張してしまうのだと思います。ですから、今日は新郎新婦にお祝いを言いにきたのだと自分に言い聞かせ、視線も会場ではなく、ひな壇に向けてはどうでしょう。

 ・お酒の力を借りる・・・これはあまりお勧めできないのですが、人によっては効果的なようですので一応あげておきます。くれぐれも飲みすぎて悲惨なスピーチにならないようちゅういしてください。

 ・周囲の友人や知人と話す・・・1人でスピーチの事ばかり考えていると、必要以上に緊張してしまうもの。なるべく隣席の人と話をして気を紛らわしましょう。


若い方々はあまり気にしなくなっているようですが、おめでたい席で使ってはいけない言葉があります。結婚式となると老若男女いるわけですし、式の一部始終を記録していたりしますから、やはりス ピーチをする際は気をつけましょう。  まず、単語として「別れる」「離れる」「終わる」などがありますが、文章の内容にもよりますから、そこまで気にする必要は無いと思いますが、できれば避けたほうが良いでしょう。  また、場を盛り上げよう、面白い話をしようとするあまり、新郎新婦の過去の失敗談などには触れないようにしましょう。特に再婚だったりした場合「今度こそ幸せに」「前のことは忘れて」など、余計なことには触れないようにしましょう。「早く可愛い赤ちゃんを」なども必ず跡継ぎを生まなければいけない時代ではないし、不妊などの問題もありますので言わない方がよいでしょう。逆に、例え子どもがいる状態での結婚式であっても「デキチャッタ婚で」とかはタブーです。  若い2人の結婚だとつい「若いから心配で」というフレーズを使ってしまいたくなりますが、おめでたい席なのですから「若いのに家庭を持つ責任感が有、しっかりしている」と言って上げましょう。  最後に、新婦の年齢には触れないようにしましょう。年上の新婦だからといって「姉さん女房」的なことをいうのは、例え褒めたつもりでも意外と本人達は不快に思っていたりしますから。
結婚式のスピーチは原稿に書いてみます。そのほうが、挨拶の言葉やマナーに反した言い回しをしていないか、使ってはいけない言葉を使用していないかなど、客観的にチェックすることができるからです。

 400字詰め原稿用紙の2~3枚くらいに納まれば、時間的にはOKです。
 一通り書き上げたら、声に出して読んでみましょう。時間を計りながら、誤字脱字のチェックもできます。できればICレコーダーやMDなどに録音したり、友人や家族に聞いてもらいましょう。自分の耳ではわからなかった言い回しやイントネーションのチェックなどができます。

 何回も目を通したり、読み上げたりしているうちに自然に覚えますから、本番で緊張しても大きな失敗は無いと思います。

 原稿はちゃんと持って会場までいきましょう。身近にあるだけで気持ちが楽でしょうし、万が一言葉を忘れてしまった時には原稿を読めば大きな失敗にはなりませんし、そのほうが主賓や来賓も聞いていて安心だと思います。

スピーチに慣れた方だと、メモ書き程度でぶっつけ本番でも大丈夫なのでしょうが、それはよほど話慣れた方で、そんな人はあまりいないと思います。また、そういう方が必ずしも上手なスピーチをするとは限りません。

 結婚式のスピーチは、まず原稿に書き起こしてみましょう。大体400字詰め原稿用紙で2枚くらいだと2~3分だと思ってください。そのくらいがベストだと思います。書いた物を出して読んで時間を計って見てください。時間はやはり長くても5分以内にしましょう。

 1.あいさつ・・・新郎新婦、親族に対してお祝いの言葉を述べ、新郎新婦と自分はどういった関係なのかを簡けつにまとめます。

 2.エピソード・・・新郎新婦の人柄や、思い出などのエピソード盛り込んでまとめます。スピーチではここが1番肝心な部分ですので、楽しい話題・感動的な話題などがあれば盛り込んでください。

 3.結び・・・新郎新婦へのはなむけの言葉や励ましの言葉など。最後に挨拶をして締めましょう。

結婚式でのスピーチを頼まれたら、友人代表であれ上司であれ乾杯の音頭であれ、基本的に押さえておかなければならないことが幾つかあります。新郎新婦、両家の家族・親戚・来賓の方々に失礼にならないよう気をつけましょう。

 ・スピーチの時間は5分以内にしましょう。おめでたい席でテンションもあがり、言いたいことがたくさんあるとは思いますが、どんな素晴らしい  内容のスピーチでも、あまり長い時間では飽きます。式の進行にも影響しますので5分前後でまとめるようにしましょう。

 ・名言やことわざなどを引用してスピーチをする予定があるなら、その意味を調べてからが良いでしょう。普段使っていることわざが全く違う意味  だった!というのはよくあります。その内容が結婚式にふさわしくない内容だったら大変ですから。

 ・花嫁さんを花に例えて褒める場合も要注意です。花には花言葉というのがあって、見た目や名前が美しくても、その花の持つ花言葉がとんでもな  いものだったりします。褒める場合は『花のように可憐な』『花のように綺麗な』と、特定の花の名前を出さない方が無難かもしれません。

 ・親は引き合いに出さない方がよいです。親が医者や社長など社会的に地位の高い人だと、ついその肩書きを出したくなるのでしょうが、新郎新婦  にとっては関係がないことですし、不快に思う人もいますので気をつけましょう。

大人になって社会生活を送っていたら、友人や会社の同僚、後輩などからスピーチを頼まれることもあるでしょう。おめでたい事だし、見込まれてお願いされているのですから、苦手だからということを理由に断ることもなかなかできないでしょう。でも、最低限のルールさえ押さえておけばそんなに難しく考えることもないと思います。

 まず、緊張もせずアドリブも平気だという人以外はちゃんと文字に書くことをお勧めします。よく原稿を見ずに話そうとして、緊張でど忘れしてしまいかえってその場の雰囲気を壊してしまっているのをよくみます。それくらいなら、原稿をいかに棒読みでなく感情を込めて読めるかの練習をしたほうが、かえって好感度・安心度ともに上がると思います。努力は必要ですが、無理はしないほうが良いということですね。

 また、結婚式のスピーチに限らず、スピーチの時間の長さも大切ですね。年配の方や社会的地位の高い方は、スピーチ慣れしていることもあり長々とお話になる傾向がありますが、周りがどう思うかは今さら説明の必要もないでしょう。やっぱり5分以内ですっきりと仕上げたいものです。